若水(わかみず)汲(く)みとは?

人生儀礼と年中行事

 今日なお正月に若水汲みを行う地域が各地にあります。「神や祖先のいらっしゃる所からもたらされたものが水である」と昔の人は考えました。その「水をお供えすれば神や先祖が喜びなさる」と考え、日ごとに差し上げました。これを一年の初めに捧げるので若水と呼びます。神や祖先に差し上げた後に、家族も頂くことになります。供え物のおさがりの煮炊(にた)きに用います。