いろんな疑問

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鬼門(きもん)に便所がありますがどうしたらいいでしょうか

 わが国において、家相(かそう)は古くから生活経験に照らされて、広く人々の間に伝えられたもので、ある程度科学的に説明できるものもあることから、一応の参考とするのもよいでしょう。 しかしながら、今日では、特に都会においては非常に制限された条件のもとで家が建てられますから、家相の条件の全てを満たすことは...
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家相(かそう)について簡単に説明してください

 家相は人相と同様に、古代中国に起こったもので、方角と間取りの関係、敷地の形や方角、家の形などから吉凶を判断するものです。たとえば、次のように吉凶の判断がされています。門の前に大きな木があるのは災いを招く。中庭に樹木や水たまりなどを設けるのは大凶。古井戸をむやみに埋めると耳目に祟る。 ところで、わが...
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十二支(じゅうにし)に動物の名前があてられているのはなぜですか

 十二支(子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅつ)・亥(がい)の総称)が、いつ頃できたのかは明らかではありませんが、すでに中国の殷(いん)の時代(紀元前十五世紀頃)には使われていたようです。十二支は、十二年ごとに一...
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六曜の吉凶について教えてください

 六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)は、中国においては、時刻の吉凶占いに用いられていましたが、日本に伝来してからは、日の吉凶を判断する方法として用いられるようになりました。しかし、これはいわば俗信ですので、実際の吉凶とはあまり関係がありません。次に六曜の読み方とその吉凶について記しますが、六...
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お人形を処分したいのですが

 お人形を焚(た)き上げる神事を行う神社や寺院もありますが、一般的に神社境内(けいだい)で行われるお焚き上げは、神さまのお神札(おふだ)とお守りが対象となるので、お人形は扱いません。ですから、なるべくお人形は神社に持ち込まず、人形供養をする寺院に持ち込むか、あるいは神職にお祓(はら)いしてもらってか...
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井戸水を分けていただきたいのですが

 方除(ほうよけ)などで、神社へお水取りに参拝される方は、井戸水をその土地の水として探しておられる方が多いようです。都内では井戸掘りも規制される所が多いので、探すことはなかなか難しく、そのため井戸水を求めて神社へ参拝されるようです。しかし、神社に井戸水がない場合もありますので、神前にてお祓(はら)い...
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たくさんの神社があって神様同士が喧嘩することはないの?

 ありません。むしろ古典の祝詞(のりと)に「神議(かむはか)りに議(はか)り」と見えるほどです。これは「神々が協議をなさった」という古事記(こじき)・日本書紀(のほんしょき)の神話と同じ考えに基(もとづ)いています。さながら大型コンピュータ同士のネットワークのように、神様は互いに緊密に連絡を取り合い...
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塩について

 清めに塩を用いることは、我が国の宗教的習俗であり、海水を意味する「潮」とも通じてさまざまな風習があります。古くは記紀神話に、黄泉よみの国くにから戻った伊弉諾尊いざなぎのみことが自らの体に付いた黄泉の国の穢けがれを祓うため、海水で禊祓みそぎはらいをおこなったことが記されています。 このことが民間にお...
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「雅楽(ががく)」とはどのような音楽ですか?

 雅楽は、シルクロードを通って、中国大陸そして朝鮮半島を経由する大陸系の楽舞と日本古来の声楽や舞の総称であります。 五世紀頃から伝来したアジアの音楽舞踏を、平安時代に日本の伝統の美風と風土によって完成させたものです。 神社の大切なお祭りに、神職がお供え物をお供えすることや、祝詞祈願をするのと同じ気持...
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万葉仮名(まんようかな)とは何ですか?

 『万葉集』が整えられた頃には、平仮名も片仮名もありませんでした。その為、言葉を文字で書き表すには漢字の意味に相当する言葉をあてて読んだり(訓)、漢字の字義を無視して音のみを借りたり、様々な工夫をして書き表しました。 これを『万葉仮名』と言います。『万葉仮名』がやがて仮名文字に発展しますが、極めて複...
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中今(なかいま)について教えてください

 『続日本紀(しょくにほんき)』の宣命に記され、のちに本居宣長(もとおりのりなが)が「今をいふ也(中略)盛(さか)りなる真ん中の世とほめたる心ばへ有て」と解釈をした「中今」という言葉があります。その後、国民の住みよき世を目指し、日本の近代化を進めた明治の御代を経て「中今」は「現在とは過去と未来を結ぶ...
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干支(えと)について教えてください

 干支とは、十干(じっかん)と十二支を組み合わせた六十周期の数詞のことで、十干十二支とも言います。十干には、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の十種類があり「え(兄姉)」と「と(弟妹)」が...
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忌火(いみび)とはどのようなものですか?

 「忌火」とは、潔斎(けっさい)をした神職により火鑚(ひきり)等の古来の道具によって新しく熾(おこ)された神聖な火の事で、この火を使って神前に供える物の煮炊きを行います。 伊勢神宮外宮の御饌殿(みけでん)で毎朝毎夕に行われる日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)では前日より忌火屋殿にて「火鑚...
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お焚き上げとはどのような意味がありますか?

 お神札・お守は受けた神社へ感謝の気持ちを込めたお参りをして納めます。お参りは願う時だけでなく必ずお礼参りを致しましょう。 お焚き上げとはお神札とお守に対し神職が感謝の誠を捧げ、忌火を以て焼上げ、天上に立ち上る煙の如く御神霊が元のお社にお戻りになることを祈る神事です。 近年特に都内では境内でお焚き上...
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お人形を焼いてほしいのですが?

 お人形を焚きあげる神事を行う神社やお寺もありますが、神社境内でのお焚き上げは神様の札・守が一般的です。人形は神社に持込まず神主さんに自宅でお祓してもらう方法もよいかと思います。
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てるてる坊主はどういうふうに処分したら良いでしょうか?

 てるてる坊主などはお酒や塩をかけお礼をして川へ流す方法が取られてきましたが、昨今では環境問題などで川へも流せなくなってきました。お礼の後、一斗缶や小型の焼却炉等で自宅で焚き上げる方法も良いのではないでしょうか。
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だるまをお焚上げしていただけますか?

 達磨はお大師様の信仰からのもので七転八起といわれ受験中や商売繁盛などの縁起に授与されているようですが、受けた寺院へその結果の御礼をして供養する事が良いでしょう。
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お稲荷さまに狐はなぜいるの?

 稲荷の神は御饌神(みけつかみ)といわれ「三狐神」の字を当てられた事により狛犬のごとく狐を使神としたことからといわれています。
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千社札はなぜ神社やお寺に貼るのですか?

 千社まいりをする時にその家の屋号や生地・名前などを和紙に刷り、神社に貼り歩きます一社に幾度もお参りするより千社にお参りしたほうが御利益があると言った信仰からのもので平安末期には行われていたようです。 神主さんに貼ることを伺ってから貼るとよいでしょう。