手水(てみず/ちょうず)について教えてください

神社の施設

 手水は、神前に向かう前の準備として、自らの身体と心を浄めるために行います。海や河原・滝などで行う「禊(みそぎ)」の略式にあたり、水の浄化の力により罪や穢れを洗い流します。手水の作法には、手を浄めることで身体全体を浄める「外清浄」と、口の中を浄めることで心を浄める「内清浄」の二つの働きがあります。
 元来は、境内近くの自然の川や山の湧き水を利用して身を清めていたようですが、現在では境内に設けられた手水舎を利用するのが一般的です。