成人の日に行う「成人奉告祭」とはどのような行事ですか?

人生儀礼と年中行事

 わが国では、古来より人の成長を祝う人生儀礼は氏神様に奉告し感謝するお祭りでありました。誕生の初宮詣で氏子入り、成長の姿を七五三詣で感謝し、成人の時に元服、加冠の儀で祝いました。加冠の儀は烏帽子親(えぼしおや)より冠を授かり、幼名を廃して諱(いみな)を付け、社会の一員と認められました。
 鎌倉以前の清和源氏では、八幡太郎義家、新羅(しんら)三郎義光など八幡神社や新羅神社など元服を行った社の名前を付けたと言われています。
 現代でも神社では成人奉告祭が斎行され、無事に成人になったことの奉告と感謝のお祭りが行われます。