斎庭稲穂(ゆにはのいなほ)の神勅(しんちょく)とは何ですか?

神社・神道とは

 天照大御神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上に降る際、三つの神勅(お言いつけ)をお授けになられました。
「天壌無窮の神勅」「宝鏡奉斎の神勅」、そして稲穂と共に授けられた「斎庭稲穂の神勅」です。

 吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂をもって、また吾が児にまかせまつるべし

 天上(高天原)で天照大御神がお祭りをなされた新嘗の稲穂の種を瓊瓊杵尊に授け、天上の如く米を作り初穂を供えてお祭りするよう神勅なされたことが、現在の宮中新嘗祭や大嘗祭で天皇陛下がご親祭なされる由縁です。