皇霊祭(こうれいさい)とはどのようなお祭りですか?

お祭りのこと

 宮中では春分の日と秋分の日に皇霊殿において、天皇陛下が歴代の天皇・皇后・皇族の御霊をまつる皇霊祭と言う祭儀が行われます。
 私たちの日常においても春と秋のお彼岸にご先祖様のお墓参りに行く習慣があります。「春のお彼岸」は農耕期に入る前、祖霊に日々の感謝を捧げ、家や家族をお守り頂けるようお祈りし「秋のお彼岸」は自然の恵みに感謝すると共に、祖先を敬い代々受け継がれてきた命の大切さ、家族の絆を再認識する節目の日とされています。
春と秋のお彼岸の日は、現在では春分の日(自然をたたえ、生物を慈しむ日)、秋分の日(祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ日)とされ祝日に制定されました。
 いつもお守りお導きいただいているご先祖様に感謝の心を常に忘れる事無く、御霊をお慰めいたしましょう。