「むすび」とはどういう意味ですか?

神社・神道とは

 古事記の中で「産巣日(むすひ)」と表記される「むすび」は、特別な意味があります。産巣日は高天原(たかまのはら)に二番目に誕生した高御産巣日神(たかみむすひのかみ)と、三番目に誕生した神産巣日神(かみむすひのかみ)の名にあり、万物を生成する霊なる神という語意があります。
 苔むす、縁結びのように、何かを生み出す場合にも使われます。おみくじを「結ぶ」という行為もご神縁を結び、効力を生み出す行為です。また食べる「おむすび」も意味があります。おにぎりは形に決まりがないですがおむすびは三角形。古来日本人は山を神格化し、御飯を山形にすることで神霊の力を授かろうとしたのです。